ケンガクスタート!

 

シャチョウデス。

 

さて焼酎蔵の旅二日目。

いよいよ蔵見学。

 

鹿児島市内を6時半に出発。

スッカリ昨晩のお酒が・・

残っておりました・・・

 

最初は佐多宗二商店さん。

場所は頴娃町。

「えい」って読みます。

海からスグ。

お茶畑が広がり、海風が爽やか。

薩摩富士たる開聞岳もくっきり。

 

たしかに南イタリアっぽい。

行ったコト無いけど・・・

たぶん・・・

 

で。

さっそく中原工場長さんのご案内で、

工程の流れに沿って見せて頂きました。

 

朝一番に近隣農家さんから芋到着。

黄金千貫デス。

コガネセンガン

我々のサツマイモとはダイブ違う。

かなりゴツゴツ。

 

これをコンベアに。

いものっけ

 

まず芋切りという作業。

いもきり

沢山の人で、

コンベアから流れてくる芋を

両ハジを切り落として、

半分に割って、

腐れなどがないかチェックしながら、

処理していきます。

 

これは実体験させて頂きました。

思ったよりタイヘン。

まず汚れを落とすのに一苦労。

そして半分に割るのが・・

デカいとねぇ。

でもミナサン凄い手際の良さ。

アッと言う間に処理していきます。

 

これを蒸し器へ。

蒸した芋はこんな感じ。

ふかし芋

食べて見るとアッサリ。

これから10月にかけて、

もっと甘味が出てくるそうです。

 

蒸し上がった芋は粉砕して、

二次仕込みへ。

蒸し粉砕

で、ソノ前に一次仕込み。

一次醸造

お水は全て地下水から。

佐多わき水

ちょっと固いけど、

甘味も感じられます。

良いお水。

 

さて一次醸造が終わると、

芋を入れて、二次仕込み。

二次醸造2

あきらかに芋のイロですよね。

 

そして蒸留。

ポットスチル

ポットスチルです。

ここが重要。

専任の方が行うとのこと。

 

蒸留後、貯蔵へ。

貯蔵

油等を取りながらジックリ。

一定の期間で瓶詰めへとなります。

 

 

さて佐多宗二商店さんは、

角玉梅酒も有名。

別棟に貯蔵しています。

梅酒

そしてコノ梅。

大量にあるそうで、

梅酒以外にも。

 

なんと種まで粉砕して、

これをイタリア製の蒸留機で。

イタリア

まるでグラッパ!!

さらにこれを樽熟成中。

これは凄いタノシミ!!

飲みたい!!!

 

ここにはイタリア製以外に、

ドイツ製とフランス製の

蒸留機も。

ドイツ

フランス

なんかお国柄出てますよね、

蒸留機にも。

 

最後は焼酎を7年寝かせている

実験的カメ貯蔵庫も見せて頂きました。

7年熟成

佐多宗二商店さん。

既存商品を丁寧に

作ってらっしゃいますが、

新しい商品への挑戦も積極的。

スゴイ!!

 

でも印象に残っている中原さんの言葉。

毎日、毎日、掃除なんです。

タシカニ。

使った樽、瓶、機械。

一回ごとに綺麗に。

まわりも全て。

これ大変な作業。

でも手を抜かず・・・

 

ワタシ達も食品を扱うシゴト。

見習います。

 

 

 

お昼からまた移動。

祁答院蒸溜所さん。

こちらは、ここだけの木樽貯蔵。

そしてナント木製蒸留機。

IMG_4977

スゴイ!!

木ならではの

柔らかでまろやかな仕上がり。

 

メンテナンスもタイヘン。

耐用年数も短いそうです。

4年。

さらに発注してから、納品まで、

2年。

ってことは、新品を2年使ったら、

もう次を注文ってことです。

洗浄もかなりの手間。

 

でもその手間をかけても

独自の味わいの為に・・

頭が下がります。

 

建物の外に洞窟??

IMG_4981

ここに長期熟成のタンク。

古酒を作ってるそうです。

今6年目。

やっとイイ感じになってきたそう。

これから何年熟成させるか・・

タノシミですね!!!

 

どちらの蔵のスタッフさん。

ミナサンとても礼儀正しく。

見学を受け入れていることも

あるのでしょうけど、

とても好感が持てます。

スバラシイ。

 

お酒以外にも学ぶことが沢山。

ヨイ旅です。

 

夜は宮崎に入って。

 

焼酎の旅。

もう少し書いていきます。