オンジン。

シャチョウデス。

 

もう10年前に。

亡くなった叔父がイル。

 

一代で60億の土建会社を作ったヒトだ。

 

背がでかくて。

中学卒業の時に相撲部屋が、

スカウトに来たそうだ。

 

声もデカくて。

口が悪くて。

すぐ怒る人だった。

 

そしてナニより。

近寄りがたい・・・

オーラを感じるヒトだった。

 

 

ガ。

 

なぜか。

可愛がってモラッタ。

と思う。

 

人一倍怒られもした。

 

電話が来ると・・・

ガガガガッ!と怒鳴られて。

ガシャリと切られた。

 

会うタンビに。

ガヤガヤとオコラレタ。

 

とにかく。

 

スグヤレ!

ハヤクヤレ!

カナラズヤレ!

ってヒトだった。

 

 

ホトンドのヒト達が。

怖がって。

最小限の接触で済ませようと

していた気がする。

 

 

ワタシは。

怒られても・・

怒られても・・

結構ヒョウヒョウと。

していたのかもしれない。

 

そこが。

特殊?で。

叔父からすると。

面白かったのかもしれない。

 

 

社長室に呼ばれて。

仕事の考え方を教えてくれたり・・

色んなヒトに引き合わせてもらった。

 

お昼ゴハンは。

いつも出前のノビタざる蕎麦。

マズかったのを憶えている。

 

ある時・・

ワタシの靴を見て。

 

お前の靴は汚い!って。

 

汚い靴を履くやつは、

仕事も出来ないヤツだと。

また怒られたけど。

靴の磨き方を教えてくれた。

 

そして。

ホレッ!コレ!履けッ!って。

靴をくれた。

 

ナゼカ・・

サイズはピッタリだったが。

オヤジが履くような・・・

ダサイ靴だったので。

 

叔父の前で一度だけ履いて。

その後一度も履かなかった。

 

 

だけど。

靴をキレイに履くクセがついた。

 

そして。

仕事も。

ハヤクヤレ!カナラズヤレ!の

クセはついた・・と思う。

 

 

ワタシにとって。

仕事を教えてくれた・・・

恩人だとオモッテイル。

 

ダサいけど。

コノクツダケハステラレナイ。