シャチョウデス。
サンコで蒸し燗。
日本酒ってオモシロイ。
冷や常温だと、
旨味や酸味や渋みが、
温度の楯に隠れてる。
だから・・
スッキリとクセ無く、
それがオイシイ!ってヒトが多い。
コレがヒトタビ温度を上げると、
楯に隠れていたイロンナ味が、
ドンドン主張してくる。
味に複雑性が出てくる。
料理の味わいと調和してくる。
冷やという楯に守られる前提の酒は、
温度を上げると馬脚を現す。
変な甘味が前に出てきてペナペナになる。
タダシ。
なんでも・・燗・・がイイワケじゃ無く、
中には、
温度が上がって複雑性が高まって、
あまりに自己主張が強くて、
ドーーダ!って来るので、
ちょっと疲れてくるヤツもいる。
ソコでだ。
蒸し燗が登場する。
蒸し燗・・・
読んで字のごとく、
蒸して燗する。
通常のお燗は湯煎だ。
まあ・・レンジアップ・・
なんてトコも多いんだけどね。
湯煎は一気に温度が上がる。
蒸しはユックリ温度が上がる。
その分時間がかかるんだけど、
ナゼカ・・味に・・
マロヤカさを感じる。
酸味・苦味・旨味・・・
それぞれが主張してるんだけど、
湯煎燗のように、
ドーーダッ!って態度では無い。
ユッタリと・・ポワンと・・
味の複雑味を表現してくる。
コレがイインだわ。
飲み疲れしないで、
お料理をタノシミながら、
ユッタリと味わえる。
モチロン。
冷やが良いお酒。
常温が良いお酒。
湯煎燗が良いお酒。
それぞれがアル。
でも。
蒸し燗ってのも、
そのお酒の良さを引き出してくれる、
ヒトツの方法論だね。
日本酒好きの方は、
ぜひ試してみて貰いたい。
ナガナガなりましたが、
昨日はサンコでオススメしてる、
蒸し燗に合う日本酒を・・・
日輪田の生酛純米。
常温と湯煎燗と蒸し燗で飲み比べ。
たら・・・
このお酒は蒸し燗がヨカッタナァ・・
イロイロナ旨味が、
フクヨカに立ち上がります。
鯖出汁のだし巻き玉子。
コクある出汁に、
プカリと浮いた?玉子。
明石焼きのイメージらしい。
作りたて?の蛸わさ。
ピリリと辛いが・・・
日本酒がフワリと丸めてくれます。
リエスタイルの蒸し燗に・・・
豚タンの醤油漬け。
見た目も・・ナゼカ・・美しい。
箸休めにと。
アラとゴボウの煮こごり。
THE BEST OF 日本酒のアテ。
ナンカ・・・
サンコ・・・
本当の意味で・・・
肴屋にナッテキテル。
メデタシ・・メデタシ・・